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校長あいさつ

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1.はじめに
 本校は、明治6年(1873年)に開校し、令和5年(2023年)には150周年を迎えた歴史ある学校です。本校の正門には、上画像のように「YOKOSUKA MUNISIPAL PRIMARY SCHOOL」という表示があります。MUNISIPALは、スペイン語由来で「市立」という意味、PRIMARY SCHOOL はイギリス名「小学校」です。どちらもヨーロッパ語圏の言葉なので、この表示から、明治開校からの長い歴史を感じることができます。
 また、緑多い山々に囲まれ校舎からは東京湾と対岸の千葉を見ることができます。自然豊かなこの環境を、子どもたち・地域の方々は大切にしており、温かく人とのかかわりを大切にしてきている風土を感じます。
 横須賀市では目指す教育の姿として、「あなたが好き私が好き横須賀が好きと誇れる人づくり」を掲げ、指導の重点を次のように定めています。
 ◇確かな学力を育成します
 ◇健康の保持増進と体力の向上を図ります
 ◇多様な人々と協働する力を育てます
 以上を受け、本校では学校教育目標「か:考える力をのばす」「も:もっとつながる」「い:命を大切にする」を設定し、これをもとに教育活動を行っています。

2.学校経営方針
(1) 「今の自分 明日の自分」
 『明日のよりよい自分』像を児童に啓発し、児童自身が実践していくような教育活動を行ってまいります。これは、子どもたちに『自己価値観・自己有用感』を高めてほしいという願いが込められています。
 今の自分への自己評価・他者評価をもとに、次にどうなりたいのか、どうあるべきなのか、将来的にどういう大人になっていきたいのか、というキャリア的な思考を学年に応じて考えさせるよう働きかけます。
(2)学習の充実
 学校が楽しいのは、遊びや語らいも大きな比重を持つかもしれませんが、やはり学習の充実だと考えます。一人一人が自分の考えを述べ、それを認め合える学習集団作りに指導の重点を置きます。学習指導要領の評価の観点『主体的に学習に取り組む態度』を重視します。
 子ども自身が、自分の育ちを実感できることを「楽しい学校生活」と考え、教えるだけではなく、気づかせる・問いや疑問を生ませる教育活動を推進していきます。

(3) 仲間づくり
 「自己価値観・自己有用感を高めること」はとても大切です。自分に自信が持てるようになれば、他者とのの関係性も向上します。自分を良くしよう、困っている友だちには支援しようと考え、実践する態度が育つと思います。ソーシャルスキル・コミュニケーションを大切にし、子どもが自信を持てるような指導を大切にします。

以上の方針のもと、目の前にいる子どもたちの思いや育ちの姿をしっかり見つめ、家庭・地域・学校が一体となって、未来を担う子どもたちを育てるため、「生きる力」を育む学校づくりを推進してまいります。

公開日:2024年09月19日 11:00:00